こんばんは、
iN HAMAMATSU.COM 編集長です。
今日は、JNTO観光立国シンポジウムで、英国出身の元銀行アナリストで
現在 国宝や重要文化財の補修を手がける会社の社長である
デービッド・アトキンソンさんの講演を聴いてきました。
詳しい内容は、彼の著書「新・観光立国論」を読んでみてください。
大変参考になりますよ。
今日の講話の中で、皆さんとシェアしたい事は、
「観光は産業である、ボランティアではない!稼ぐ心が必要」という事です。
日本では、観光に関わっていますと言うと
ボランティアでしょ?と言われる事が多い。
でも、その認識はもうやめませんか?
稼ぐというとどうしてもネガティブにとらえられがちですが、
そうではないんです。
価格に見合ったサービスをし、施設を整え、お客様の満足度を高めて行く、
アトキンソンさん曰く、
今、京都の二条城は拝観料が600円
そのせいか、外国人向けの説明がほとんどない・・・
音声ガイドも30年前と一緒・・・
それでは、いくら安くても満足度は上がりませんし、
そもそも、二条城に失礼じゃないですか?笑
適正価格でいいんです。
わざわざ、無料にしたり、安くしたりする必要はない。
設定した金額に見合ったサービスを提供する努力と工夫をする、
そして、責任を負う。
それって、普通のビジネスと一緒ですよね。
そして、一つ留めてほしい事は、「
稼ぐ心」です。
心をもった稼ぎ方です。
観光もそうして行かなければ、継続できません。
特に、地方都市では、お金を頂く事に慣れていない事も多いですね。
そして、ボランティアでずっとやられてきた歴史もある。
でも、ここで、一度、考え直してみませんか?
観光を産業として基盤を築かなければ、
せっかく、ボランティアしたいと言ってくださる方の出番もないわけですから!
iN HAMAもしっかり考えて行きたいと思っています。
もちろん、仕事ではなく、空いてる時間にボランティアで係わりたいと言うスタイルを否定しているわけではないので、ご理解くださいね。